【地域ブランド創出】「何もない」山間地で 【地元ユネスコ協会会長として】

私のふるさとでは、地元は「何もない山間地域」だと認識されていました。
しかしそれこそが他にはない魅力だと信じて、私は地元を活性化する取り組みを行いました。
当時、近隣4県にまたがる山間地域が、国連のユネスコが選定するエコパークになっているにもかかわらず、実は地元も民間も全く無関心だったのです。

そこでまずは2010年に、隣県の「国連大学」石川オフィスと協賛でセミナーを開催しました。
そして近隣の4県にまたがる関係自治体に、その広大で豊かな自然と山村文化を戦略的に発信する提言を重ねました。
地元関係者の理解が深まるまでには、孤軍奮闘せざるを得ないのは、すべてのチャレンジに共通していることと言えるでしょう。

現在は、筑波大学、金沢大学、富山大学、富山県立大学などがフィールドワークに入り、NEXCO中日本などが保全のボランティアに入って、活発に活動が行われてれています。